◉もう十年以上も前になるでしょうか、会社に入る時に入構カードをセンサーに“ピッ”とやるようになったのは。その昔は「顔パス」と言う名の顔認証システムが大変気軽で良かったんですが、何人かの不法侵入者のおかげでセキュリティの低さが露呈して無くなってしまいました。最近では会社の中に入ってからも“ピッ”とやらないと入れない所が増えている始末です。そんな訳で会社の中にいる時には首から名札…、ではなくてIDカードをぶら下げているのが当たり前になっております。毎日使っておりますと、もっとこうなれば良いのになどと言う所謂“欲”と言うやつが頭をもたげてまいります。“欲望”こそが創作の原動力。さぁ、デザインの時間です。
●僕は横型のIDカードを縦にぶら下げることに抵抗はありません。むしろその方が好きです。ちょっとだけ脳ミソを使う感じがします。
●外出時などでIDカードを外したい時、ストラップからカードホルダーだけが取り外せるタイプが好みです。でもナスカンと言うものは回転するタイプが殆どなので肝心な時にIDが裏向きになったりします。
●この金具を見つけた時は、ちょっと飛び上がりました。これなら勝手に裏向きにならない。スバラシイ!
●真鍮リングの固定パーツは立体成型してます。
ちょっと美味しそうですね。
●最大の欲望はちょっとした名刺入れを備えている事。急にお客さんが来た時や廊下で誰かを紹介された時に、名刺入れがなくて困った経験が結構あります。常に掛けてるIDケースに数枚の名刺が入っていたら非常に便利だと思っていました。10枚くらいは入ります。使ってみると、やっぱり便利でした。名札に名刺、最高です。
●最初に作ったIDケース。この時はまだ名刺入れは付いてません。
●その後、名刺入れのアイデアを加えたバージョンを作りました。が、構造的にイマイチ。カラーリングとかクロコ革とかは気に入ってたんですけどねぇ。
●欲深いもので、バージョン3でようやく満足のできるものになりました。でもストラップの編み方はまだまだ研究が必要だなぁ。